「夏になると、いびきがひどくなった気がする」
「暑くて寝苦しいうえに、家族にいびきを指摘された」
冬だけでなく、実は夏もいびきが悪化しやすい季節です。理由は①冷房による乾燥と鼻づまり ②熱帯夜の寝苦しさと睡眠の質低下 ③ビールなど夏の飲酒 ④夏バテ・脱水。この記事では、夏ならではのいびき悪化の原因と、今夜からできる対策をまとめます。
夏にいびきが悪化する4つの理由
① 冷房(エアコン)で空気が乾燥する
冷房を効かせた寝室は、冬の暖房ほどではないものの湿度が下がります。乾いた空気を一晩中吸うとのどの粘膜が乾いて振動しやすくなり、いびきが大きくなります。朝起きてのどがヒリヒリするのは乾燥のサインです。
② 冷房の冷えで鼻がつまる
冷たい風が直接当たったり、外の暑さとの寒暖差が大きいと、鼻の粘膜が反応して鼻づまりを起こします。鼻がつまれば口呼吸になり、いびきの王道パターンに。扇風機やエアコンの風を体に直当てするのは避けましょう。
③ 熱帯夜で睡眠が浅くなる
寝苦しくて眠りが浅くなると、体は「深く眠ろう」として気道まわりの筋肉がゆるみやすくなります。疲れがたまるほどいびきは出やすくなるため、暑さで睡眠の質が落ちる夏は悪循環に陥りがちです(睡眠の質を高める習慣)。
④ ビール・晩酌の増加と脱水
暑い夏はビールなどアルコールの量が増えがち。アルコールはのどの筋肉をゆるめ、いびきを直接悪化させます。さらに汗で脱水になると唾液が減って口やのどが乾き、いびきを助長します(お酒といびきの関係と対策)。
今夜からできる夏のいびき対策6つ
① エアコンは「つけっぱなし」で寒暖差をなくす
こまめに切ると室温が上下し、寝苦しさと鼻づまりの両方を招きます。設定温度を高め(26〜28℃目安)にして朝までつける方が、睡眠にも鼻にも優しい運用です。
② 風を直接体に当てない
エアコンや扇風機の風が顔・のどに直接当たると乾燥と冷えを招きます。風向きを壁や天井に向け、間接的に部屋を冷やしましょう。
③ 冷房でも加湿・水分補給を忘れない
冷房中も空気は乾きます。湿度は50〜60%を目安に。寝る前のコップ1杯の水(お酒やお茶ではなく水)と、枕元の水で、のどの乾燥を防ぎます。
④ 寝る前の飲酒を控える
夏の晩酌は楽しみですが、いびきが気になる夜は就寝3時間前までに切り上げるのが理想です。
⑤ 横向きで寝る
仰向けは舌の付け根が落ちて気道をふさぎます。横向き寝は費用ゼロで効果の高い対策。夏は抱き枕が暑いなら、背中にクッションを当てて横向きをキープする方法も。
⑥ 枕とシーツを夏仕様に見直す
汗で寝返りが増える夏は、いびき対策枕と通気性のよい寝具で、気道が開く姿勢を保ちやすくしましょう。
「夏だけ」で終わらないいびきは要注意
対策しても改善しない、季節を問わず指摘される、日中の強い眠気がある——こうした場合は乾燥や暑さではなく気道側の問題(肥満・骨格・睡眠時無呼吸)が本体かもしれません。無呼吸のセルフチェックで確認し、当てはまるなら医療機関へ。他の季節の対策は秋の花粉といびき・冬の乾燥といびきもどうぞ。
よくある質問
Q. 夏にいびきが悪化するのはなぜですか?
冷房による乾燥と鼻づまり、熱帯夜で睡眠が浅くなること、ビールなど夏の飲酒の増加、脱水による口やのどの乾燥が重なるためです。
Q. エアコンはいびきに悪いですか?
使い方しだいです。風を直接当てたり乾燥させたりするといびきを悪化させますが、つけっぱなしで寒暖差をなくし、加湿と併用すれば寝苦しさによる悪化を防げます。

