「花粉症の季節になると、決まっていびきがひどくなる」「鼻がつまると、いびきや口呼吸がひどくて朝もすっきりしない」——そんな経験はありませんか。実は鼻づまりといびきには深い関係があり、花粉症やアレルギー性鼻炎のある方は要注意です。この記事では、鼻づまり・花粉症でいびきが悪化する理由と、今日からできる対策をわかりやすく解説します。
なぜ鼻づまり・花粉症でいびきがひどくなるのか

鼻がつまると、人は自然と口呼吸になります。口を開けて寝ると舌が喉の奥に落ち込みやすく、空気の通り道(気道)が狭くなって、振動=いびきが大きくなります。さらに、鼻がつまった状態では息を吸うときに喉の奥が引き込まれて狭まりやすく、これもいびきを悪化させる原因です。
花粉症やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、風邪などで鼻の粘膜が腫れて鼻がつまると、この「鼻づまり→口呼吸→いびき」の流れが一気に強まります。花粉の季節だけいびきがひどくなる人が多いのは、このためです。
鼻づまりいびきが起こりやすい人・タイミング

・花粉症・アレルギー性鼻炎がある
スギ・ヒノキなどの花粉シーズンや、ハウスダスト・ダニで一年中鼻がつまりやすい人は、その時期にいびきも悪化しがちです。
・副鼻腔炎(蓄膿症)・鼻中隔わん曲がある
慢性的に鼻が通りにくく、通年でいびき・口呼吸が続くことがあります。
・お酒を飲んだ日・疲れている日
飲酒や疲労で粘膜がむくみ、鼻づまりといびきが重なって強く出ます。
・あおむけで寝ている
あおむけは鼻づまりがあると特に口呼吸になりやすく、いびきが増えます。
鼻づまり・花粉症のいびきで気をつけたいこと

鼻づまりによる口呼吸が続くと、喉が乾燥して炎症を起こし、さらにいびきが悪化する悪循環に陥ります。また、いびきで睡眠が浅くなると日中の眠気や集中力の低下につながります。大きないびきに加えて「睡眠中に呼吸が止まる」「日中の強い眠気」がある場合は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が隠れている可能性もあるため注意しましょう。とくにお子さんの鼻づまりいびきは、成長や集中力に影響することがあるため、続く場合は耳鼻科に相談してください。
今日からできる鼻づまりいびき対策

鼻づまりいびきは、「鼻の通りを良くする」「口呼吸を防ぐ」の2方向で対策するのが基本です。
・鼻腔拡張テープで鼻の通りを広げる
鼻の外側に貼って物理的に鼻腔を広げるテープは、薬を使わずに鼻の通りを助ける手軽な対策です。花粉症の鼻づまりにも取り入れやすいアイテムです。
・鼻が通る人は「口閉じテープ」も
鼻がある程度通っている人は、口にやさしく貼って口呼吸を防ぐ口閉じテープが有効です。※鼻が完全にふさがっているときは使わないでください。
・寝室の加湿・横向き寝
加湿で鼻やのどの乾燥をやわらげ、横向きで寝ると気道が確保されやすくなります。
・就寝前の入浴・鼻うがいで鼻通りを良く
寝る前の入浴や生理食塩水での鼻うがいは、寝るときの鼻づまりをやわらげます。
・寝室の花粉・ハウスダスト対策
空気清浄機の活用、洗濯物の室内干し、寝具の花粉除去などで、寝室にアレルゲンを持ち込まない工夫を。
市販薬・点鼻薬を使うときの注意

鼻づまりがつらいと市販の点鼻薬に頼りがちですが、血管収縮薬タイプの点鼻薬を長期間使い続けると、かえって鼻づまりが悪化する「薬剤性鼻炎(リバウンド)」を起こすことがあります。市販薬は用法・用量を守り、長引く鼻づまりは自己判断で続けず、耳鼻科で相談しましょう。
対策しても改善しない・通年で続く場合は

対策をしても鼻づまりやいびきが改善しない、または花粉の季節に関係なく一年中続く場合は、アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎・鼻中隔わん曲などが背景にあるかもしれません。これらは耳鼻科での治療で改善が期待できます。また、大きないびきや無呼吸が続く場合は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査・治療を検討しましょう。いびきの治療法全体はいびき治療の種類一覧、口呼吸対策は口テープ(マウステープ)の使い方、お住まいの地域のクリニックはいびき治療クリニックの一覧も参考にしてください。
よくある質問
・花粉症の時期だけいびきがひどいのですが大丈夫?
鼻づまりによる一時的ないびきが多いですが、口呼吸が続くと睡眠の質が下がります。鼻づまり対策で改善することが多いので、まずは鼻の通りを良くしましょう。
・鼻づまりがあるとき口閉じテープは使える?
鼻が完全にふさがっているときは息が苦しくなるため使えません。鼻がある程度通っているときに限り使用し、不安な場合は医師に相談してください。
・子供の鼻づまりいびきも対策が必要?
お子さんの慢性的な鼻づまり・いびきは成長や集中力に影響することがあります。続く場合は耳鼻科を受診しましょう。
まとめ
鼻づまり・花粉症でいびきがひどくなるのは、鼻づまり→口呼吸→気道が狭くなるという流れが原因です。対策は鼻腔拡張テープや口閉じテープ・加湿・横向き寝・寝室の花粉対策から。点鼻薬の使いすぎには注意し、通年で続く・無呼吸を伴う場合は耳鼻科やいびき外来に相談しましょう。鼻の通りを整えて、ぐっすり眠れる夜を取り戻しましょう。
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