「いびきを指摘されたわけではない。でも、なんだか体の調子が悪い」
いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、本人にはまったく自覚がないまま、日中や体のさまざまな不調として現れることがあります。パートナーがいなければ「いびき」自体に気づく機会もありません。実は、その不調の裏にいびき・無呼吸が隠れていた——というケースは、決して珍しくないのです。
このページは、見逃されやすい「いびき・睡眠時無呼吸のサイン」の総合案内です。気になる症状をクリックすると、その症状と無呼吸の関係・見分け方・対策をまとめた記事へ進めます。
そもそも「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、眠っている間に空気の通り道(気道)がふさがって、呼吸が止まる・浅くなることをくり返す病気です。多くは大きないびきを伴いますが、本人は眠っているため気づきにくく、一人暮らしや寝室が別だと指摘してくれる人もいません。
つまり、いびきをかいている自覚がなくても、以下のような不調として無呼吸が表面化していることがあるのです。
次のような特徴のある人は、いびき・睡眠時無呼吸を起こしやすいとされています。あくまで傾向であり、当てはまらなくても起こることがあります。
- 太っている・首が短く太い
- あごが小さい・後退している
- 扁桃腺が大きい
- 鼻づまりがあり口呼吸になりやすい
- 日常的にお酒を飲む・喫煙している
- 加齢、閉経後の女性
気になる症状から探す
睡眠時無呼吸では、夜間の低酸素と、本人が気づかない「微小覚醒(脳が何度も目を覚ます)」がくり返し起こります。その結果、次のようなさまざまな症状として表面化することがあります。当てはまるものがあれば、詳しい解説へ進んでください。
日中・睡眠まわりの不調
朝・自律神経の不調
生活習慣病・体の不調
お子さんのこと
これらはどれも「いびき・無呼吸が原因の“ことがある”」というだけで、他の病気が原因の場合もあります。だからこそ、思い当たる場合は放置せず、まず可能性を確認することが大切です。各記事では、他の原因との見分け方もあわせて解説しています。
なぜ「気づかない」まま進むのか
睡眠中の無呼吸やいびきは、当然ながら本人は眠っていて分かりません。一人暮らしや寝室が別なら、指摘してくれる人もいません。そのため多くの人が、「年のせい」「疲れのせい」と片付けて、根本原因である無呼吸に気づかないまま何年も過ごしてしまいます。
睡眠時無呼吸は放置すると、高血圧・心疾患・脳卒中・糖尿病などのリスクを高めることが分かっています。逆に、適切に治療すれば上記の症状が軽くなる方も多くいます。「気づく」ことが、すべての最初の一歩です。
まず自分のリスクを確認する
気になる症状があれば、無料のセルフチェックで睡眠時無呼吸のリスクを確認できます。いびきの深刻度を知りたい場合はいびき度チェック、検査や治療を相談したい場合はクリニック診断へ。治療の全体像はいびきの治し方 完全ガイド、検査でよく使われるCPAPについてはCPAPとは?仕組み・効果・費用にまとめています。
Q. いびきの自覚がなくても睡眠時無呼吸のことがありますか?
あります。睡眠中の無呼吸やいびきは本人が気づきにくく、日中の眠気・朝の頭痛・夜間頻尿・血圧の上昇・気分の落ち込みなど、さまざまな症状として現れることがあります。一人暮らしなどで指摘してくれる人がいないと、気づかないまま進行することもあります。
Q. どんな症状があれば疑ったほうがいいですか?
日中の強い眠気、寝ても取れない疲れ、起床時の頭痛、夜間に何度もトイレに起きる、薬でも下がらない高血圧・血糖、動悸、大量の寝汗などが代表的です。複数当てはまる場合は、一度セルフチェックや医療機関での相談をおすすめします。
Q. これらの症状は無呼吸を治せば良くなりますか?
原因が睡眠時無呼吸にある場合、治療で症状が軽くなることが多く報告されています。ただし各症状には他の原因もあるため、まずは検査で背景を確かめることが大切です。
※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断・治療に代わるものではありません。同じ症状でも他の病気が背景にあることがあり、原因や必要な検査は人により異なります。気になる症状が続く場合は自己判断せず、医療機関を受診してください。記載の数値・割合は各種公開情報にもとづく目安です。

